プロジェクト全体を構成する各タスクは、作業の進行もそれぞれのタスクと連携した構成になります。
そのため、タスクには必須項目として以下で紹介する項目が不可欠です。
プロジェクトは、そのタスクグループとなる親タスク・その子タスクという連携となり、プロジェクト先頭も1つのタスクとして構成されます。
タスクリスト等で構成を確認したり進行状況を確認するなど、個別のタスクからプロジェクト全体を構成するためにも必須項目をご理解ください。
作業としては、一括した日程変更や担当者の見直しなども随時可能ですが以下の必須項目を一括して更新する機能により個別のタスクでもプロジェクト全体の構成要素となります。
工程の調整を柔軟に変更可能にするため、キーとなる日程・作業ボリュームは余裕を持った設定が望まれますが、作業者にとって日程的に負荷オーバーとなった場合でも応援を要請する目的でタスク分割機能が作業者に提供されています。
タスクの必須項目
最初登録されるプロジェクトタスクから、ステップごとの大まかなグループタスク、さらにそれを細分化したタスクから末端の作業タスク全てがこれらの必須項目をキーに構成されています。例えば開始日~終了日は、その構成タスク親タスクの範囲である必要があるなど項目の仕様をご理解いただく必要があります。
各タスクの基本項目は以下の6項目からなります。
- タスク名
- 期間(開始日・終了日)
- 作業にかかる工数
- タスクの依頼者
- タスクの担当者
- 作業進行ステータス
作業工数の設定は任意の項目になり、別途解説する「予定調整」の上でとても重要になります。
リスト画面には、ガントチャートによる日程の表示されるので担当替えなどの負荷調整も効率的に行えます。
ご利用にあたって、統一の基準となる設定を決めご使用になることをお勧めします。
参照:事業所の設定
リファレンス
担当タスクは更新権限に関係なくすべてのユーザーが分割・追加が行える仕様です。そのため、事業所でのルールとその理解をしたうえでの操作が望まれます。上位のスタッフは、ルールを安定化させるためにもいち早く機能をご理解いただけることが理想です。
タスク・プロジェクトの構成

タスクは、末端の作業タスクからそのグループ、またそれをグループ化するタスクとなり、プロジェクト先頭タスクを1階層目(第1レベル)として最大8階層目(8レベル)まで構成することができます。
この階層を関連付けるのに必要なのが「依頼者」と「担当者」です。
上位階層の担当者がその配下のタスクの依頼者になりそれぞれ担当者を設定します。
当初、末端タスクの担当者が、さらに仕事を分担してタスク追加を行うとそのタスクの担当者が分割したタスクの依頼者になります。
新規プロジェクトの登録は、ユーザーレベル権限が必要ですが、タスク分割(追加タスク)は、担当者であれば随時登録が可能です。
ここで重要なことは、上位階層のタスクの開始日~終了日の範囲でのみ追加登録ができます。
仮に、追加するタスクの日程を手配元の期間より長く設定したい場合、先に手配元のタスク期間を変更してからしか設定することができません。
さらにその手配元タスクがある場合、その上位のタスクも同様で、その構成は、プロジェクトの期間となるわけです。
日程と同時に担当者が作業を行うタスクの構成ですが、仕掛プロジェクトの変更には担当者がすでに予定している場合などを考慮して十分注意して行う必要があります。
特に終了したタスクを解除して作業の変更を行う場合、あと工程となるタスクの進行状態も取り消す必要があるなど連携するタスク構成には十分注意が必要です。
終了したタスクが多くなった仕掛中のプロジェクトで作業のやり直しが必要になった場合は、一度そのプロジェクトをの中止を行い、新たにプロジェクト追加(複製による追加)を行うことで、担当者は別のタスクとなり新たな仕事の発生としてわかりやすくなることから、仕掛中のプロジェクトの変更には、様々な配慮が大切です。
それらを踏まえ、進行中のプロジェクトのタスクのステータスは、各タスクごとで行うことが理想ですが、連携するタスクの進行が複数る場合などは、プロジェクトでの編集が必要な場合があります。
プロジェクトの編集で終了タスクを仕掛タスクに更新する場合は、通常では禁止となる対応ですが、事業所オプションにある『ユーザーアクセス権(オプション)』の設定で強制的なステータス更新を可能にすることもできます。詳しくは、事業所設定をご覧ください。
リファレンス
連続的作業の終了で後工程の作業が可能になるタスク構成では、日程の設定は重要です。プロジェクト編集による日程の変更機能は、指定タスクを一括して1日1日遅らせることや遅れが発生した状態を見直すなどの更新処理ができます。しかし、担当者との連携は重要で、日程が差し迫った作業や既に終了したはずの過去のタスクのやり直し作業が発生するなど編集機能の容易さとは別に作業そのものの理解をしたうえでの変更が必要です。
ステータスの更新でプロジェクトの進行を図る上で、日程の変更やステータスを後戻りする変更には後工程との連携を十分考慮して行ってください。さかのぼったタスクのステータス変更や終わっているはずを再作業する場合など、プロジェクト編集で一括してステータス変更を行う機能もありますが、計画としてのプロジェクトにそれらを考慮した設定を行うことがまずは重要なこととお考え下さい。